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この記事は locus に書いた コララインとボタンの魔女のネタバレありの追記です。
ネタバレなしの状態から本を読みたい方は 上のリンクのlocus の記事をご利用ください。

コララインとボタンの魔女
コララインとボタンの魔女金原 瑞人

角川書店 2003-06-28
売り上げランキング : 86807

おすすめ平均 star
starダークファンタジー的な映像が思い浮かぶ
starサンドマンシリーズが好き過ぎてこの作品はちょっと、、
starさすがは天才作家!たくさんの子供たちに読んでもらいたいです。

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 最初にこの本を読んだときは、不気味さが面白いと感じただけだったのですが、妙に心に残る本でした。その後映画化の話を聞き、そのまま4年!もたってしまっていて どうなったのだろう?と気になっていたのです。今回やっと見られるようになったのですね。ストップモーションだからこんなに時間がかかったのでしょうか。たしかに気の遠くなるような作業ですよね。

 もう一度読みたいと思って手にとり、読んだこの本は、私の大好きな本になりました。
最初に読んだ時は、 「お父さん、お母さんが仕事に忙しくて、かまってくれないからさびしい思いをしていた女の子が、不思議な世界で魔女と対決してくるおはなし。」と思っていたのです。しかし、子供がちょうどこの年代である今読むと味わいは別になっていました。 低学年くらいまでの多くの子は、親や大人というだけで、絶大な信頼をよせていますし、すなおで従順な子が多いと思います。しかし、小学校中学年、高学年と年齢が進むにつれて、親の気に入らない面が出てきます。 もっと○○なおかあさん(お父さん)だったらいいのに。両親について、「ココはきらい」という点がひとつもない子はいないのではないかしら? 私も、子供時代を思い起こすと、親子喧嘩をしたことも、意地をはったことも、それから親の不満な点を数える日もあったっけ。。と思います。

 親になってわかったことは、子供に対する愛情はふつうの親であれば表面上見える部分がどう変化しても根底に流れているものだということです。 コララインはお父さんもお母さんも相手にしてくれない退屈な日々を送っています。 なにか話しても、相手にしてくれず、つまらない毎日。 親の目から見たこの本は、コララインが日々の生活で 見失いそうになっていた親の子に対する気持ちを見つけ出すおはなしであり、それを自力で取り戻すおはなしだからこそ、今の私にとって面白かったのだと思います。
 
 しかし、そういう私が好きそうな教訓的な部分はすっかり取り除いても、この不気味で奇想天外なおはなしは魅力にあふれています。 子供が読み手だったら、その不気味な世界をコララインと一緒に体験するというだけで、十分なのではないかと思います。 前半部分は、コララインの退屈な毎日がただ淡々と描かれているため、もしかするとそこがすごく退屈で読み進むのがつらい子もいるかもしれません。 でも、そこを淡々とよむと、いかにコララインの毎日がつまらなかったのかというのがわかるということもあるのかもしれないなあ。。などと時間をおいて2回目を読んだ私は思いました。それにしても、目がボタンというのはなんと怖いおはなしなんでしょうね。

ふしぎの国のアリスはあまりにも有名できちんと読んだことがないのですが、イメージとしては、ブラックな現代世界のアリスのようなイメージかもしれないと思いました。


映画化にともなって文庫本版も近々出版されるようです。
コララインとボタンの魔女
コララインとボタンの魔女中村 浩美

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-01-23
売り上げランキング : 264415


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