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この記事は locus に書いた 風力鉄道に乗ってのネタバレありの追記です。
ネタバレなしの状態から本を読みたい方は 上のリンクのlocus の記事をご利用ください。


風力鉄道

風力鉄道に乗って (童話パラダイス)
風力鉄道に乗って (童話パラダイス)佐々木 マキ

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star★毎日の生活にちょっと疑問を感じている君、読んでみて★

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この本は進学塾の模試に行こうとして、間違った電車に乗ってしまった渉くんのお話です。
表紙絵の左側の狐の顔をした人は新三郎さん。右の釣り目の男がマイケル・フォックスブラザーさんというなんとも シャレの効いた設定です。

 息子はお笑い好きなので、この軽い設定も大変好みに合っていたようですが、実はこの話、軽く可笑しいだけではなくココロにじーんと響いたり、小さな発見があるところがやっぱり斉藤洋さんだと思います。 私も息子も何度もこの本を読みました。

 こんなに楽しい本なのに、なぜかこの不思議な世界は、映画の銀河鉄道の夜を思い出します。
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この映画も本当に素敵な映画です。私は大好き。

話を元に戻しましょう。

渉君は、真面目に塾に通い、一生懸命勉強をしている子です。

そのころからぼくは、学校の成績はいいほうで、自信があったのだけれど、初めて受けた模擬テストの成績はさんたんたるものだった。~略~あんまりくやしかったので、この数字は一生わすれないと思う。あの時の母さんのがっかりした顔もきっと一生忘れないだろう。



 このあたり、”お母さんのがっかりした顔”が出るあたり、 子どもたちにはズキリと響くものがあるかもしれませんし、渉君の気持ちがよくわかるのではないかと思います。
最初の模擬試験で思うような結果が出なかった渉君は、その後まじめに努力して勉強のできる子になりました。だから、いろんなことについてこまっしゃくれています。

 9人でちょうど5日かかる仕事があります。この仕事を6日かけて終わらせるには最低何人必要ですか。


なんていう問題も

簡単な問題だ。とささっと暗算でこなし、「答えは7.5人だな」なんて出してしまうのですが、この答えに新三郎さんとマイケル・フォックスブラザーさんがからんできて いろいろとああでもない、こうでもないという描写が本当に面白いです。

そうして、こういうサイドストーリーが少しずつ少しずつまとまっていって、風力鉄道の旅が終わるころには、渉くんの考えは少しずつ変わってきます。この変化が楽しいんですよね。

異次元旅行の楽しみと、心の中にじんわり広がる暖かさと、そうして、渉の成長。息子が大好きなのが私にもよくわかります。
 最初にこの本を読んだときは、5点満点の4点くらいかな?と思ったのですが、今ではやっぱり5点満点の5点。満点をつけたいと思っています。
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この記事は locus に書いた レイチェルと滅びの呪文のネタバレありの追記です。
ネタバレなしの状態から本を読みたい方は 上のリンクのlocus の記事をご利用ください。

レイチェルと滅びの呪文
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 こちらのブログを編集する余裕がなく、ものすごく長い間放置状態にしてしまいました。久々に書こうと思います。

 レイチェルという普通の女の子とその弟エリックが地下室から 別の惑星イスレアに連れて行かれ、そこの魔女と戦う物語です。

 locusの記事 にも書きましたが、この魔女、想像を絶する姿形をしているようで、私には想像できませんでした。 

 また、スピード感あふれる展開ですが、読後はさらりとしすぎていて、あらすじを読んだあとのようにあまり心に残らないところがありました。これがアマゾン評で低い評価を出している人に共通する思いなのかもしれません。 たしかにさほど大きな感動というのはありませんでした。

しかし、読みとおしてみると細かい所で 思うところがありました。以下そのお話を中心に書いてみます。今、私は子供の教育関係が気にかかっているので、そのような視点で読んだ感想になっています。

 さて、イスレアに連れて行かれそうになった時点で、レイチェルの自分でも知らなかった才能が覚醒し始めます。そうして、次々にそれほどの努力を必要するわけでもなく、難しいことができるようになってくるあたり、最近のアニメでの特殊技能の覚醒に良く似ていると思います。 たしかに、子どもたちの能力というのは私からみると目を見張るものも多いです。 何なく新しいことにチャレンジし、できてしまう。 

 最初にその能力トレーニングの相手?になったモルペスは、レイチェルが自分がやったことに対して思ったようにできなかった落胆を「ぜんぜんだめ」と表したときに言いました。

 

・・・みごとです。完璧ではありませんが、練習すればきっとうまくなる。すごい素質ですよ。



 これ。これなんですよね。子どもがくじけそうになったときにこんな風に励ませればいいなあなんて思いながら読みました。

 このあとの記載は本当のネタばれですので、この本を楽しみたいと思われる方は読む前にこの記載を読まないでください。色を変えておきます。読み辛い場合は、マウスで選択して反転させて読むと比較的読みやすいです。

 話もエンディングに近づくころ、レイチェルは 魔女につかまってしまい、自分と同じ魔女になるような呪文をかけられてしまいます。 そうして自分でそれと気づかないうちに容貌が魔女と同じようにどんどんと変化してきてしまいます。 最初は変化とともに自分の心まで失ってしまうのではないかとおびえたレイチェルでしたが、その変化は自己暗示に近い呪文であったことに気が付きます。

 これ、親からみるとありますあります。 知らず知らずに子供に呪文をかけてしまっていること。よい呪文もあれば、マイナスな呪文もあります。
 
 昔の話ですが、私は母に「この子は運動の才能がない」と言われていました。だからそうなんだと思いこんでいました。運動はコンプレックスでしたから、誰にでもできるトレーニングなどは好きでしたがそのほかの器用さを必要とするような運動はずっと苦手でした。大人になるまで。 運動の才能がないと自分で信じ込むとどんどん運動音痴になるわけです。何をやってもうまくできない。できないから面白くない。嫌いになる。 母としては、私がその呪文に囚われてしまうとは思ってもいなかったと思いますし、今でも気づいていないと思います。 この呪文について気付いたのは、大人になってから。息子と一緒にいろいろな運動をして、「あれ?こだわらなかったら私人並みにできるじゃない?」と気づいてからです。 長い呪文から目覚めました。

 だから、私は息子に呪文をかけてしまわないようにしないと。。と思っているのですが、やっぱり知らず知らずにかけてしまっていることがあるようです。 親は言動に注意しないと。。と日々自分を戒めています。(^^;)

  子どもたちは自然に育っていく能力がある。それをうまくサポートできればいいなあ。なんて思いながらこの本を読み終えました。
 


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